曖昧模糊

2017/12/24

 2017年も…年の瀬を迎えてしまいました。
 新年にはいつも今年こそは良いことが起こりそうだとワクワクするのですが、終わってみると散々な年の瀬がここ数年続いています。
 今年も11月半ばにパソコンが起動しなくなり、メーカーに電話をすると基盤が壊れているので「買い換えることをお勧めします」との由。さらにデーターは取り出せませんとも…。機械音痴はお手上げです。
 家族は薄情です。「母は年寄りなの?」…都合がわるいと「年寄りなんだからねっ」ときます。年寄りを敬うという気持ちが伺えません。
 「頼るものか」と奔走の末にデーターを取り出し、新機種を検討して購入、諸々の設定をやり直してやっと使えるようになりました。設定もパソコンの廃棄もすべてメールでの手続きです。若い人から笑われそうですが、画面を開いても疑問符ばかりです。疲れました。
 「今度壊れたらパソコンは止める」といえば「前回も同じことを言っていたよ」ですって…。そんなこんなで、本当はパソコン等を使用せずに暮らしたいと考えているのですが…。
 そんな時に、月末に送られてくるカードの請求書をみると「Amazonプライム会費」を引かれていました。はて?「申し込んだ記憶はございません」状態です。
 前日、Amazonのプライム会員戦略がスマホで話題にされていて「必要なし」と思ったばかりでした。えっ?認知症症状でしょうか。これもやれやれですが、払ったものは仕方がないので、早速、朝方本を注文しましたら、同日に届きました。本屋と図書館に無かったので大きな書店に出かけようと思っていた矢先です。なかなか「便利」というか。
 映画も見放題というので、午後から検索をして、ナチスに接収されていたクリムトの絵画を、アメリカに亡命した女性が取り戻すという実話を元にした「黄金のアデレー・名画の帰還」をみました。PCが新しいので映像が綺麗で内容共々ちょっと満足です。さらに検索すると、みたかった映画が沢山あります。急に気分がよくなって「案外…儲けものだったのかなぁ〜」と。
 と…なにごとも自己中心ですが、それでも自覚はしています。年々歳々暮らしは心身共に重くて硬くてついていけなく…まごついている現実を。
 ですが…もう少し…あと少し…来年も脳のグレーゾーン化がすすまないように、物事すべてに興味津々であることを願って締めくくりと致します。

 

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