再び
2018/05/28
無謀すぎることは百も承知で、車を買いました。衝動買いということです。
高齢者の事故が多いので…「オカンは無茶だ」と息子は口を聞いてくれませんでした。喜んでいるのは同居している娘だけでしょう。
言い訳をするとお笑いですが、近所のスーパに出かけるのに必要なのです。欲しい露地モノの野菜が売っているスーパが二軒あって、一軒は坂の上もう一軒は坂の下に有ります。つまりどちらに出向いても坂道を往復します。
「行きは良い良い、帰りは怖い」荷物が加われば歩荷屋さんです。リュックを背負って自転車に乗って、住宅地の坂道を息急き切って買い出しです。
新鮮な野菜を買うことは田舎では簡単でした。でも都会では簡単なことではないのです。軟弱な身にはこれは大仕事でした。
何十年も車に依存して暮らしてきた我が家族には、都会では無駄の象徴のような車がやはり必需品だったのです。
他者との関わりが苦手でタクシーの運転手さんとの接触さえ厭います。レンタカーの操作は若い頃ならまだしも…乗り馴れたメーカーの車が性に合っています。それが結局は事故を未然に防いでくれると信じているのです。
で…ささやかな車がやって来て…運転手することはドーパミン・神経伝達物が放出されて脳の活性化に良いのではと勝手に納得している次第です。
さらに…エンジンはブレーキを踏みながらでないと始動しませんし、ギァをパーキングにしてサイドブレーキを強く引かないとキーが外れないという進化でした。これも事故防止策でしょう。
あと数年だけ…命があれば…お世話になります。